理科が苦手な生徒向け 【効果的な学習法】
この記事を書いた人:宗形
こんにちは(^^)/宗形です。
【理科は暗記教科である】
という定説をどうにか払拭すべく日々奮闘しておりますが、
いまだにその感覚を持つ生徒は多いように思えます。
理系科目において、
➀ どうすれば用語が頭に入るのか
② 記述問題の書き方
③ ➀・②を踏まえた理科の勉強の仕方
今回は上記3点についてまとめてみようと思います。
➀どうすれば用語が頭に入るのか
理科を暗記科目だと錯覚させる最大の要所が、「単語の多さ」です。
現象名や部品名、組織名・・・覚えるべき単語がてんこ盛り。
これをどうやったら効率的に覚えることができるのか。
それは「問題をひたすら解く」のではなく
「名称がつけられた理由を知る」こと。
これに尽きます。
理科は、名称をつけるときある決まったルールに沿って名付けられます。
そのため、名前がそのまま現象の説明になっていたり、名前を見るだけで化学式が書けたりと
誰でも分かりやすい用語を用いることになっているのです。
例えば
「光合成とは何か、簡潔に説明しなさい。」
という問題があったとしましょう。
光合成という名称に着目すると
【「光」で「合成」する】からこの名称になったと予想できます。
つまり、光で「何を」合成するのかさえ理解すれば、記述問題は解けたも同然です。
よって、
「植物が、光で養分を合成すること」
と解答することができます。
また、化学式は「化学式を後ろから読むことで名称になる」という特徴があります。
そのため
「NaHCO3」は
CO3→炭酸、H→水素、Na→ナトリウム
炭酸水素ナトリウムだと分かります。
②記述問題の書き方
➀を踏まえて、記述問題の書き方ですが大切なのは一つだけ、
「教科書の言葉で説明すること」です。
ある実験の結果を見た時に、人によって感想は様々です。
「泡がでてきた」
「ブクブクしていた」
「気体が出てきた」
「臭いにおいがした」
結果から感じる感想は人それぞれですが、起きた事象を説明する際に
「自分の言葉で説明すること」
これは理科においてはやってはいけないことです。
起きた事象の説明は、教科書にある言葉を用いてしましょう。
③勉強の仕方
➀・②を踏まえて、理科の効果的な学習法は
・まず教科書のテスト範囲を読みこむ
・記述問題はまず解答をみて、どのような答え方をしているか理解する
・一問一答は、
➀語句の説明→語句
②語句→語句の説明
どちらもできるようにする
上記ができれば、一気に点数が伸びていきます。
理科の「計算問題の画期的な学習法」もそのうちアップしますので、楽しみにしていてください(^^)/