時代は変われど、変わらぬ「人の心」
この記事を書いた人:松本
こんにちは。松本です。
9月7日、阪神タイガースが2年ぶりのリーグ優勝を決めました!
2位とは17ゲーム差。
今シーズンは他を寄せ付けない圧倒的な強さを見せました。
9回表の岩崎投手登板の瞬間、
球場に流れたのはLINDBERGの「every little thing every precious thing」でした。
この曲は藤川球児監督の現役時代の登場曲。
岩崎投手の粋な演出に、思わず胸が熱くなりました。
シーズンはまだ続きますが、各選手は万全の調整をして
日本シリーズも勝ち抜き、日本一を奪還してもらいたいと思います。
さて、
みなさんは「若者言葉に訳された万葉集」があるのを知っていますか?
ねぇねぇ そこの山菜摘みのお嬢ちゃん!
素敵なカゴとハサミ持ってはるねぇ
おうちはどこなん? 名前も知りたいわぁ 教えてよ
教えてくれへんのやったら僕から いおうかな?
ヒント「僕は総理大臣とか任命できる人です」
篭もよ み篭持ち 堀串もよ み堀串持ち この岡に
菜摘ます子 家聞かな 告らさね
そらみつ 大和の国は おしなべて 我れこそ居れ しきなべて
我れこそ座せ 我れこそば 告らめ 家をも名をも
日本最古の和歌集である「万葉集」を、
当時の首都である奈良の言葉で現代風に訳したものです。
一昨年ひそかに話題になり、
10万部をも超える大ヒットを記録しました。
中3国語 光村図書に記載の和歌も取り上げられています。
大好きな彼を待ってると
風がカーテンを ゆらすから
キャーッ♡ 期待しちゃう!!
君待つと 我が恋ひ居れば
我が宿の 簾動かし 秋の風吹く
限られた文字数で気持ちをあらわす和歌と、現代のX(旧Twitter)やInstagram、TikTokなどの短文でのSNSはどこか近しいものを感じます。
奈良時代当時の若者と現代の若者の感性が響きあい、
和歌のおもしろみを感じることができるでしょう。
今回紹介した本を読みたくなった方は松本まで。
ぜひ気兼ねなくお声がけください。